30年代に隆盛を迎えるワーナー製ギャング映画のスタイルが投影された脱獄もの。当時のワーナーのギャング映画の悪役といえば主演級になる前のハンフリー・ボガートがいるが、「化石の森」(36)以降、圧倒的な存在感を放ち、模範囚から脱獄犯に転じてしまう本作の囚人役でもスターへの萌芽が見えている。
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1937/モノクロ/70分/ ワーナー・ブラザース
(監)ロイド・ベーコン (脚)ピーター・ミルン、ハンフリー・コッブ (撮)シドニー・ヒコックス (音)チャールズ・マックスウェル、他 (出)パット・オブライエン、アン・シェリダン、ハンフリー・ボガート、ジョー・ソーヤー、バートン・マクレーン |
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