口紅殺人事件 While the City Sleeps 1955
熱砂の大脱走 (日本未公開) Flight to Tangier 1953
タンジェが舞台の冒険活劇。300万ドルの信用状回収任務を帯びた米国政府女捜査官にジョーン・フォンテイン。き、綺麗すぎる。後年の「北北西に進路をとれ」を思わせる、広大なブドウ畑での追っかけ場面が印象的。
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二重結婚者 (日本未公開) The Bigamist 1953
映画作家としてのアイダ・ルピノが、孤独に苛まれた結果重婚を犯してしまった男に同情的なアプローチを見せる野心的なノワール・ドラマの秀作。オブライエン、フォンテイン共に好演。
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桃色の馬に乗れ (日本未公開) Ride the Pink Horse 1947
全編主観キャメラによる実験的な「湖中の女」(46)に続いてロバート・モンゴメリーが放った、詩的で濃密なフィルム・ノワールの傑作。64年にドン・シーゲルが「犯罪組織」(TV)としてリメイク。
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ベルリン特急 Berlin Express 1948
久しぶりに見直す。戦後の欧州統合への希望をはらんだ、ベルリン行き特急列車とドイツの生々しい廃墟を舞台にしたドキュメンタリータッチのスパイ映画。ターナーの才能が刻印されたノワールな視覚的演出も冴える。
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出航の日まで (日本未公開) Until They Sail 1957
法廷でのジーン・シモンズの証言場面からフラッシュバックで語られる、第二次大戦中のニュージーランドを舞台にした、4人姉妹と米海軍駐屯兵の悲喜こもごもの恋愛人生模様。シモンズ、フォンテイン、ニューマン好演。
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大時計 The Big Clock 1948
時計塔のある大手出版社のビル内を逃げ回るレイ・ミランドが、自分が犯人と誤認された経緯を回想していく、名作フィルム・ノワール。冒頭のロングショット、ファローの切れ味のいい演出、ロートンの怪演も光る。
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踊る騎士 A Damsel in Distress 1937
昨年10月のTCMのジョーン・フォンテイン特集より。ガーシュインのナンバーに乗せて踊るアステアの粋なダンスの数々。アレン、バーンズとのコミカルなナンバー。舞台時代のお家芸“ラン・アラウンド”も披露されている。
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小さな愛の日 (日本未公開) From This Day Forward 1946
戦後まもなく職を探す男が、妻との出会い・倹しい結婚生活をフラッシュバックで回想しながら将来を見すえていく、ネオレアリスモを意識したような感動のドラマ。フォンテインは貧困層の前向きな若妻を好演。凡作。
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ミュージック・フォー・マダム (日本未公開) Music For Madame 1937
宝石強盗に加担させられたイタリア人オペラ歌手のニーノ・マルティーニと若き作曲家の卵ジョーン・フォンテインが織り成すミュージカル・ロマンチック・コメディ。マルティーニのテノールの美声とフォンテインの初々しさが見もの。
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恋は無敵 (日本未公開) You Can't Beat Love 1937
昨年10月のジョーン・フォンテイン特集より。市長選の遊説をする令嬢の挑発に乗った金持ちの男が、市政の浄化に一役買って、娘との恋を勝ちとるロマンチック・コメディの快作。フォンテインの初々しさが見もの。
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ブロンド・チート (日本未公開) Blond Cheat 1938
昨年10月のTCMのジョーン・フォンテイン特集より。耳から外せない偽物のイヤリングごと質に入って金銭をだまし取る、妖精みたいにカワイイ詐欺師のフォンテインにメロメロ。こんな担保ならみんなお金貸しちゃいそう(笑)。
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メイドの夜逃げ (日本未公開) Maid's Night Out 1938
昨年10月のTCMのジョーン・フォンテイン特集より。牛乳配達トラックの荷台から牛乳瓶を投げつけて追っ手のパトカーを次々とパンクさせて撃沈していくフォンテイン。彼女のコメディエンヌぶりが堪能できる至福の初期作品。
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カバー・アップ (日本未公開) Cover Up 1949
保険調査員が自殺者の周囲を探るうちに殺人による死を確信し、やがて町ぐるみで黙認されていた事件の意外な真相を知る、クリスマスの穏やかな雰囲気の中で進行する風変わりなスモールタウンもののミステリー。
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孤独な場所で In a Lonely Place 1950
ニック・レイによるグロリア・グレアムの代表作の1本。突然暴力的な衝動に駆られる脚本家のボギーと、彼に愛情を注ぎながらも次第に殺人犯なのではとの不安と恐怖が頭をもたげるグレアムの葛藤する表情の演技がすばらしい。
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