70~80年代のフランスで流行した“ナナール(お色気おバカ映画)”のノリ。金利生活の男が、脱税を斡旋する納税者の学校を開き、課税査定官の義父と浮気性の妻に一泡吹かせる。ロイド眼鏡をかけた校長をとりまく美人秘書たちのセクシーな衣装もナンセンスぶりに拍車をかける。監督のギッサールは無声時代の名キャメラマンで、トゥールヌールやオフュルスとも仕事をしている。
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1934/モノクロ/75分/ フランス・ユニヴェール
(監)ルネ・ギッサール (原)ルイ・ヴェルヌイユ、ジョルジュ・ベール (撮)エンツォ・リコイオニ (音)カシミール・オーベルフェルト (出)アルマン・ベルナール、ミレーユペレー、ピエール・ラルケ、ポール・ポーレイ |
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