「メトロポリス」(27)のG・フレーリッヒとフランスの大女優アナベラが主演で、世界を股にかけて映画を撮ったフェヨスのオーストリア時代の一本。貧困から投身自殺を決意した男とその男の目の前で身投げした女の出会いを通して、“愛があれば生きていける”と高らかに謳う、人間性の本質を見つめた人生賛歌。ふたりが結ばれる教会の天窓から差し込む一条の光が、原題の“日の光”を象徴している。
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1933/モノクロ/87分/ セルゲ・オツープ=フィルムプロドゥクツィオーン・デア・トビス・サッシャ
(監・製・原)パウル・フェヨス (脚)アドルフ・ランツ (撮)アドルフ・ヴァイト (音)フェレンツ・ファルカシュ (出)アナベラ、グスタフ・フレーリッヒ、パウル・オットー、ハンス・マール |
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