カメラを持った男 (これがロシアだ) Человек с киноаппаратом 1929

ロシアの表情と人々の生活を、二重焼き、ストップ・モーション、スロー・モーション、ジャンプ・カット、早回し、画面分割といった映画技巧を詰め込み、独特のリズムと詩情ですくいとる。物語性や劇映画性を否定し、カメラによる視覚から映画の本質を描くことに挑んだ、ロシア未来派の映画作家ジガ・ヴェルトフによる、野心と遊び心あふれる前衛ドキュメンタリーの傑作。

1929/モノクロ/67分/ 全ウクライナ写真映画局(VUFKU)
(監・脚)ジガ・ヴェルトフ (撮)ミハイル・カウフマン (編)エリザベータ・スヴィーロワ
Avr 11, 2008 (fri)