父帰らず La petite Lise 1930

シネマテーク・フランセーズでの回顧上映以来、12年ぶりに再見。フランス映画史におけるトーキー最初期の一本で、「詩的レアリスム」の元祖とされる。嫉妬から妻を殺し島送りにされていた男が出所し、パリに残した愛娘に会いに戻るが、娘は貧苦から殺人を犯し、その罪を男が肩代わりする。グレミヨン特有のアイロニックで崇高なまでに美しいメロドラマ。

1930/モノクロ/73分/ パテ・ナタン
(監)ジャン・グレミヨン (脚)シャルル・スパーク (撮)ジャン・バシュレ (音)ロラン・マニュエル (出)ピエール・アルコヴェール、ナディア・シビルスカヤ、ジュリアン・ベルトー、アレクサンドル・ミアレスコ
Jan 24, 2014 (fri)