雄呂血 1925

ジョセフ・フォン・スタンバーグも夢中になったという、日本のサイレント期の剣戟映画を代表する阪妻プロ作品。悪党の濡れ衣を着せられ、矛盾した世の中の偽善に堪えるも、ついにはおびただしい数の捕り手に四方を囲まれる孤立無援の若き阪妻がくりひろげる殺陣のなんという凄まじさ。

1925/サイレント(活弁トーキー版)・モノクロ/75分/ 阪東妻三郎プロ
(製)牧野省三 (監)二川文太郎 (脚)寿々喜多呂九平 (撮)石野誠三 (出)阪東妻三郎、環歌子、森静子、中村吉松、中村琴之助、関操、春路謙作、山村桃太郎
May 30, 2009 (sat)